携帯音楽プレイヤーに転送したMP3ファイルが再生できない場合の対処法

※注1:MP3ファイルをドラッグ&ドロップで携帯音楽プレイヤーに転送する形のものだけに適用できると思われます。携帯電話の音楽再生機能のように、転送ソフトを介する形のものには適用できるかどうか分かりません。


※注2:MP3ファイルの情報を書き換えますので、自己責任で行ってください。書き換え後のMP3ファイルが正常に聴けるかどうかは、当方は一切責任がもてませんので、書き換えをする前のMP3ファイルをちゃんとバックアップしておいてください。




iTunesでCDの音楽をMP3ファイルで取り込んで、そのMP3ファイルを携帯音楽プレイヤーに入れて聴いているという方は、最近なら多くなったのではないでしょうか。携帯音楽プレイヤーに入れたけれど「音楽が再生できない」、もしくは「再生がスルーされる」という現象に見舞われたことはありませんか? 私はあります。iTunesでMP3にして、トークマスター2で聴くときに、20曲中1つぐらいの割合、もしくはCDに収録されている曲丸ごと全部聴けなかったことがあります。そういうファイルは、もちろんPC上のiTunesでは再生できるし、PCにインストールされている他の音楽再生プレイヤーでは問題なく聴くことができるのですが、トークマスター2では再生ができません。
ずーっと「なんとかならないかな」(聴けない事、聴けないMP3ができてしまう事両方)と思っていたのですが、やっと解決方法を見つけました。以下、その方法を書いておきます。


「シェル拡張型タグエディタ mp3infp」をインストールします。
Win32工作小屋 - mp3infp



携帯音楽プレイヤーのMP3ファイルを入れているフォルダ(リムーバブルディスク内)を開きます。


再生されないMP3ファイルを右クリック → [mp3infp]を選択します。
※ mp3infpをインストールしないと表示されません。


MP3ファイルの情報が表示されます。[ID3v2]のタグを開きます。


画面の[文字列エンコード]UTF-16Unicode)」となっているので、これを「ISO-8859-1」に変更します。


「ISO-8859-1」に変更したら、OKボタンもしくは適用ボタンを押して終了です。

これで再生されなかったMP3ファイルが聴けるようになります。どうやらMP3ファイルに登録されている情報ID3v2の情報がUnicodeだと、音楽プレイヤーが情報を読めないことがあるらしいです。