maximaを使う

情報科の単位が揃い、後期からは数学科の勉強を始めたので、情報科のように「パソコンを活用しなければ・・・」という機会がめっきり減った(IM授業が一つもない)のですが、数学科の勉強をするにあたっては「数式処理システム」は使えるようにしておきたい環境の一つです。


数式処理というと「Mathematica」がやっぱり一番有名なのですが、いかんせん値段が恐ろしくお高い。次に「Maple」が思いつくけど、こちらもお高い。
フリーの数式処理では、「REDUCE」があります。
http://reduce-algebra.com/
REDUCEはマルチプラットフォームらしいのですが、どうもMacだと上手くインストールできなかったので断念。


そこで、現在、私は「maxima」を使っています。なかなか良い数式処理システムです。Mac OS版もあるので、インストールが簡単です。
http://maxima.sourceforge.net/
http://maxima.sourceforge.jp/
http://www.math.tsukuba.ac.jp/~hiroyasu/2008/maxima.html


数式処理を活用する理由として「数学の勉強をスムーズにすることかな?」と思っています。微分積分や行列の計算など手計算だとちまちま面倒なことも、一発で答えを出してくれます。なので、そこまで計算過程を重視しない問題や、手計算との答え合わせには便利です。また、微分積分で式のグラフがどうなっているのか、極限はどうか、という視覚的な理解に役立ちます(gunplotでグラフが2D,3D表示できます)。
もちろん、手計算での計算手法を身に付けるのは大事であり、maximaだけで数学ができるとは思えませんが、数学を学ぶ上での活用ツールという観点から見れば、とても有用なツールです。