RAILWAYS(Twitter試写会)イベントの感想

さて、この試写会は「試写を見ながらツイートする」、ようするに「実況する」イベントでした。


担当者の方々もおっしゃっていましたが、実験的試みで行われました。中央のスクリーンの両サイドにTwitterのタイムラインが表示される液晶パネルが設置されていて、今回の試写会用のハッシュタグのツイートが表示されるようになってました。はてなハイクTwitterでテレビやラジオの内容を実況することは「大勢のみんなでワイワイ言いながら見てる感」がとっても楽しいので、今回のイベントも面白い試みだなとは思います。それに今のTwitterブームに乗ろうという気持ちは理解できます。


・・・で、実際、上映中にツイートしたわけですが、試写会に参加してた側としては楽しかったという気持ち半分、正直、ツイートする内容やタイミングがとても難しいという気持ち半分でした。


楽しかった点は、スクリーン横の液晶パネルに表示されたタイムラインの内容です。上映前は、スタッフへの注文(暑いとか電源が切れそうとか)をすると、普通に担当の方が生声で答えてくれたり、もちろん映画の内容に関して「面白いツイートするなー」とか、「ああ、ここはあの人と同じこと感じた」と思いながら映画を観てました。多分、あそこの会場にいた方々は楽しかったんじゃないかな。あと、スタッフの方々は意識されてたんだと思うんですが、対応がすこぶる良かったです。「実験的」っていうのもあるし、話題を呼ぶためにマスコミも来てるというのもあるのだろうけど、もしかしたら「下手な失敗・失態をするとTwitterでつぶやかれる!」という緊張感が一番あったんじゃないかなーと邪推してます。


難しいと思った点は、私はケータイでツイートしてましたので、文字を入力するのに手間取って、映画がしっかり観れない、集中できないというところです。あと、「つぶやかなきゃ」という義務感も。ケータイの発する光で隣の方に迷惑かけないようにも気を使いました。ネタバレになるような事は当然ツイートできないし・・・、でも、今のはネタバレなんじゃ?・・・とか考えていたら、そんなに気の効いたことをつぶやけない、ただただ「タイムラインを汚してしまった」と軽く自己嫌悪を感じています。そして、もう後半の最後の方はツイートすることなく映画に見入ってました。それと、液晶パネルに映るタイムラインに、参加してない方からの今回の事への批判的なツイートも入るわけです。それが目に入ると一気にテンションが下がります。


困った点。右隣に座られてた男女の方々(たぶん関係者の方々だと思う)が、タイムラインの内容を見ながらコソコソ話したり笑ったりしてまして、うるさかった事。マナーの点では気をつけていただきたいのですが、違う観点で、ただひたすら黙ってケータイやiPhoneで入力している光景と、隣の人としゃべりながら観る光景、映画を観るスタイルとしてはどっちが良いのでしょうか?どっちもどっちか・・・。


残念だった点。ゲストのつぶやきシロー氏がTwitterではつぶやいてるのに、実際に生声でつぶやくことなく帰って行ったところ。ちょっとばかしの挨拶とかして欲しかったよ。企画側の意図なのかもしれないけど。


帰ってきて、この感想を書く前に以下のブログを読みました。


http://d.hatena.ne.jp/TRiCKFiSH/20100507/p1
映画監督入江悠 日記 - Twitterをしながら映画を観ること。【RAILWAYSの試写会】 / ブログ - BLOG【ノライヌフィルム - 映像作品全般の制作、ノライヌフィルム兼、入江悠監督のオフィシャルサイト】


こういった批判が出るのは企画側の方々も想定してたとは思います。今回のイベントで「映画が壊れる」とは、そこまでは思わないけれど、確かに、少なくとも私をフォローしてくれてた方々には「なんじゃこりゃ?」な内容が流れたわけで(単に私のツイートがしょうも無かっただけ!?)、これで映画への興味が沸くのかと問われれば、たぶんそれは無いんじゃないかな、と思います。実際、あそこの会場にいた人だけで盛り上がってたわけですから。会場にいない人からすれば「蚊帳の外」に置かれてるわけで、どうやったって仲間に入れない状況では面白くは無いでしょう。「面白くないことをされた」→「そんな映画観るか!」となる気持ちも分かります。
上映前の説明でもされたのですが、今回はあくまで「実験的」であって、今回の結果を踏まえて、今後の映画宣伝活動に反映させていかれるんじゃないでしょうか。まあ、やってみなきゃ分からないってこともあるので。あと、これも上映前にきちんと説明されたことですが、一般上映でのケータイ等でのツイートは認めないそうです。今回は特別です。ケータイは電源を切りましょう。




お土産で宍道湖産のシジミのスープ・味噌汁(レトルト)を頂きました。殼付きシジミが入ってる!!ありがとうございました。


やっぱり、こうやって落ち着いて感想を書いてる方がいいわー。