迷惑をおかけしますが・・・

今年も新入社員が入社して、今日から私のいる部署にも配属となりました。と言っても、しばらくは研修で朝と夕方に会うだけなんですけどね。
今日の朝礼でズラッと新人君たちが並んで、一人ずつ自己紹介しました。そこでこぞって出てくる言葉にチョット戸惑いを感じずにはいられませんでした。

「ご迷惑をおかけすると思いますが・・・云々」

「未熟者で足手まといになると思いますが・・・云々」

ほとんどの新人がこのフレーズを言うんですよね。まあ、最初から自信家な新人もどうかと思うけど、これを聞かされる既存社員の私としては「大丈夫なんだろうか・・・」と思ってしまいました。初めて社会に出て、会社という組織で初めて仕事をし、その仕事がシステム開発(など)という、到底学生時代にはやったことないことでお金を稼いで行くことを一から学んでいかなければならないんだから、既存社員としては当然、彼らが仕事の足手まといになるだろうし、自分の仕事もこなしながら教育していかなければいけないので、正直、迷惑をかけられることもあるだろう、ということなんて百も承知で「織り込み済み」なんですよ。自分だって新人のときは先輩社員にいろいろ迷惑かけたし、たぶん足手まといに思われただろうから。ただ、「迷惑をかける」、「足手まといになる」ということを先に宣言しちゃって、本当に迷惑をかけられたり、足手まといになったときに、「あの時言いましたよね、僕、迷惑かけるって」って免罪符のように使われるんじゃないかと、ちょっと心配に思いました。技術力で仕事をしている(と思っている)私としては「最初っから足手まといになる自信があるんなら、一緒には仕事したくないなあ」というのが本音です。むしろ「足手まといにならないように一生懸命頑張ります!」と言い切ってもらいたい。
そんなことを思いましたが、今年、新人君を2名ほど面倒を見なくてはいけなくなりました・・・。しかし、一人は研修期間が終わると他所の支店に、もう一人は営業からシステム部門に半年だけ勉強にくるという、なんというか、期間限定な新人教育係に任命されてしまいました。それも部長から片を叩かれて「よろしくね」と言われただけ。大丈夫でしょうか。私、いろいろと厳しいですよ・・・。