オーストラリア

映画「オーストラリア」公式サイト


オーストラリア




試写会が当たったので、見てきました。タイトルから「舞台はオーストラリア」ということだけは分かってましたが、前のゲット スマートのとき(id:Tensor:20080924)と同じく、それ以上の予備知識は入れずに。


全体を通しての感想は面白かったです。見て損はしません。「泣ける」という感動じゃないんだけど、ずっしりと重いものが心の中に乗せられた感じがしました。太平洋戦争突入頃のオーストラリアの社会がどういったものだったのか、大きく分けると前半部分と後半部分があるのですが、総じて白人・黒人・アボリジニの人種差別が色濃く出てきます。
前半部分は「がんばれ!まけるな!」と応援できる感じ。後半部分に入ると「うゎ・・・」といろんなことが悪い方へ悪い方へ、世の中的にどうしもようもないことも相まって、なんかやるせない感じです。特に日本人からするとねえ・・・。

上映時間2時間45分。長い。いや、見ごたえはしっかりあるので長さは感じませんが、後半部分も結構インパクト強い内容なので、映画終盤になると、前半部分がどんな話しだったか忘れちゃうぐらいです。上映前にしっかりトイレに行っておきましょう。

あと、アボリジニを神秘的に描きすぎじゃないかな、というところが気になりました。それに、もっとアボリジニっているんじゃないのかな?登場するアボリジニの人数が少ない気がします。

ストリーム風に、「4.5ブラボー」。ちなみに私の"面白い"閾値は低いので、甘目かもしれません。

(2009年3月18日:追記)
フロスト×ニクソン」を見て、評価を改めます(id:Tensor:20090318)。「3.5ブラボー」に下げます。やっぱり私の"閾値"は低いようです。