オーストラリア
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/07/02
- メディア: Blu-ray
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試写会が当たったので、見てきました。タイトルから「舞台はオーストラリア」ということだけは分かってましたが、前のゲット スマートのとき(id:Tensor:20080924)と同じく、それ以上の予備知識は入れずに。
全体を通しての感想は面白かったです。見て損はしません。「泣ける」という感動じゃないんだけど、ずっしりと重いものが心の中に乗せられた感じがしました。太平洋戦争突入頃のオーストラリアの社会がどういったものだったのか、大きく分けると前半部分と後半部分があるのですが、総じて白人・黒人・アボリジニの人種差別が色濃く出てきます。
前半部分は「がんばれ!まけるな!」と応援できる感じ。後半部分に入ると「うゎ・・・」といろんなことが悪い方へ悪い方へ、世の中的にどうしもようもないことも相まって、なんかやるせない感じです。特に日本人からするとねえ・・・。
上映時間2時間45分。長い。いや、見ごたえはしっかりあるので長さは感じませんが、後半部分も結構インパクト強い内容なので、映画終盤になると、前半部分がどんな話しだったか忘れちゃうぐらいです。上映前にしっかりトイレに行っておきましょう。
あと、アボリジニを神秘的に描きすぎじゃないかな、というところが気になりました。それに、もっとアボリジニっているんじゃないのかな?登場するアボリジニの人数が少ない気がします。
ストリーム風に、「4.5ブラボー」。ちなみに私の"面白い"閾値は低いので、甘目かもしれません。
(2009年3月18日:追記)
「フロスト×ニクソン」を見て、評価を改めます(id:Tensor:20090318)。「3.5ブラボー」に下げます。やっぱり私の"閾値"は低いようです。