情報処理試験

情報処理技術者試験を受けてきました。ソフトウェア開発技術者です。出来は・・・聞かないで。
私はここ3回ぐらいナンヤカンヤ理由を付けて回避してたのですが、さすがに会社の方も社員を(何が何でも)受験させるためにいろいろ圧力かけてきたので(ちょっと大げさ)、久々に受験することにしました。でも、相変わらずのハードな試験ですね。
ソフ開」は、午前に、「基本情報」の午前問題の延長線のような問題を80問、2時間半でやります。4択のマークシートです。出題範囲が広くて「基本情報」よりも内容が深く、何より問題の多さで、午前試験終了のお昼には「午後は諦めて、もう帰ろうかな・・・」と心が折れそうになります。
それでも諦めずにお昼を食べて、気持ちを切り替えて午後1の試験に挑みます。午後1は6題の文章題です。記述式です。試験時間は2時間です。内容はコンピュータシステムに関することなら何でも出るという感じです。そこが「ソフ開」が避けられてしまう要因でもあります。今回は

  1. 社内ネットワーク(ルーティング)について
  2. ソフトウェアの品質管理について
  3. 旅行予約サイト(Web予約システム)の脆弱性について
  4. ソフトウェア開発のプロセスアセスメントについて
  5. ヒープ(二分木)について
  6. 鉄道の利用実績データを活用した乗客の行動分析について

の6題でした。3問目のWeb予約システムの脆弱性の問題は、昨今、SQLインジェクションが流行っているし、6問目の鉄道利用実績データからの乗客の行動分析は、SuicaとかPASMOが普及して出来るようになったデータ分析(データマイニング?)なので、タイムリーなネタもしっかり出題されます。ただ、私としては5問目のアルゴリズム系の問題が出されると弱いです。決してアルゴリズム系の話が嫌いではないんだけど、これを「短時間に考えて解け!」と言われると全然手に負えなくなります。「もうチョットゆっくり考えさせてくれよー」と思っちゃうのです。2時間経った頃には、心も体もグッタリしちゃって「もう帰りたくてしょうがない」衝動に駆られます。
そんな気持ちに「あと少し・・・」と少ない気力を振り絞って午後2の試験です。こちらはドッカーンと文章題が1問出されます。記述式で時間は1時間です。今回はインターネットオークションシステムの設計についてでした。「ああ、もう少しで帰れる・・・」と思いながら答えていきます。夕方で外が薄暗くなり始めた頃に試験が全部終了し、「まあ、(資格が無くても)仕事が出来なくなるわけじゃないし・・・!」と泣きそうな自分を慰めつつ、トボトボと帰路につくのでした。

そんなこんなで受験して来ましたが、私の隣の席に座っていた男性が(いろんな意味で)怪しい雰囲気の方で、午前の試験のときから「怪しいなあ」と思っていました。お昼が終わって、午後1の試験が始まってすぐのことです。その男性が「うぅーん」と呻きました。私だけでなく同じ試験会場にいる人も「なにごと?」と解答用紙から顔を上げますが、すぐに試験の方に集中しなおします。それが2、3回あって、次に「グー、グー」という音が。さすがに「なんだろう?」と思って横を見ると、その男性、イビキをかいて寝てました。せっかく集中してたのを切らされて不愉快でした。(・・・そんな言い訳もしてみる)