うどん

おとといのことですが、上野でスーツを買った帰りに、うどん屋さんに寄りました。そこのうどんは讃岐うどん。もちろんつゆも白く透けているものです。安い割にはうどんもこしがあって、なかなか美味しい。ここ最近のお気に入りです。
私は小さいころ香川県に住んでいたこともあって、うどんには少々うるさく育ってしまいました。やっぱり中国・四国地方で育ったこともあって、だしは関西風にかぎりますね。なんというか、ホッとさせてくれる味です。うどんを食べていて、ゆっくり味わえるというか、心の締め付けを少しばかり緩めてくれる感じがします。というのも、上京して以来、うどんよりそばを食べる機会のほうがメッキリ多くなってしまってまして、そうなるとそばのだしってのは黒くて辛い関東風。始めてみたときには、「なんじゃこりゃ」ですよ。それに、広島にいたころには、そばなんて食べるのは大晦日ぐらいかですよ。それが週1回ペースで、お昼に会社の近くの蕎麦屋さんに行くことになろうとは。ま、安くていいんですがね。でも、そのだしが辛いというか、関西風のだしで育った私にはどーもあわない。そばを食べていてもリラックスできないんですわ。辛くて。なんか、「早く食べて仕事に戻れ」といわんばかりの落ち着けなさです。こんなこと思うの私だけなんでしょうが。それと、蕎麦屋さんはたいていうどんもやっていて、「蕎麦?うどん?」って聞かれます。ここで「うどんで!」と頼むと、うどんが出てくるんですが、だしが関東風・・・。やめてよ。ショックだよ。(お店によっては、うどんの場合は関西風だしで出してくれるところもありますが)。で、一緒に行った先輩に「蕎麦屋でうどんなんか頼むな。蕎麦屋に失礼だ!」なんていわれる始末。ああ、やはりおいらは西日本体質なのね。