これ観た

巷ではFFXIIIの発売前で、CMとか特別番組で「なんじゃこりゃ!」とビックリするほど綺麗なグラフィックスを見せつけられて「やるしかないでしょ」的な雰囲気ではありますが、固定型ゲーム機を一台も持ってない私としたらあまり興味が沸かないわけでして、もちろん、PS3を買おうとも思ってません。ですが、あの映画みたいなグラフィックスを観せられて思い出しました。「そういえば、FFって映画作ったよなぁ。たしかFFXI開発時ころ・・・」。そんなこんなでTSUTAYAで「半額」で借りてみました。


FINAL FANTASY ― ファイナルファンタジー―



この映画が作られたのは、FFXが作られた前後だったと思います。いやー、すごい。これ全部CGですか!?人物なんて実写かと思うぐらいです。肌の質感とか、動作とか、現実の人間と見間違うぐらいです。


なのに・・・評判悪いですよね(米国では評判良かったみたいですけど、日本では・・・)。こんなにすごいのに。


今回観てみて、評判が悪いのも分かる気がしました。
確かにCGはすごい。すばらしい。だけど、ここまですごいと「だったらわざわざCGにしなくて、普通に人間の実写でやればいいじゃん!」と身も蓋もないことを感じるのです。あと、題名に大人気ゲームシリーズの名前を付けているにも関わらず、劇中、一度もFFらしさを感じませんでした。魔法やら剣やら召喚獣やら出てくるのかと思いきや、ケアルの「ケ」の字も言わず、戦闘はもっぱら銃撃戦、召喚獣なんて出てこずに近未来的なハイテクな乗り物ばかり。乗り物と言ったらチョコボださなきゃ!(出てきませんよ)。そしてクリスタルとも一切関係無し。なので、もう「FINAL FANTASY」じゃなくて、別の題名にした方が、観客としてはFFの先入観なくみれたのかもしれませんね。


ちなみに、このDVDの特典映像で、「こうやって作りました」的なCGの作成過程を説明する映像とか、FFシリーズの1から10までのダイジェスト映像、まだ発売前の頃に流れていたFFXIの宣伝映像は、わりかし楽しめました。