今日の読み終わり

三宅久之 『45分でわかる!14歳からの日本の選挙。 1票が国を動かす選挙の仕組みと政権交代。』
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先日のラジオ「GAKU-Shock」でゲストに著者が出演されてて、紹介されていた本。とてもシンプル、かつ分かりやすい内容でした。「45分でわかる」かどうかは分かりませんけど(それより先ず45分では読みきれなかった)。月末に、政権交代が成るかもしれない総選挙に控えて、改めて「選挙って?」というあやふやな気持ちを固定するにはうってつけな本だと思います。


「14歳からの」とあるように、中学生でも分かるような読みやすい文章になっています。なので、14の倍以上の歳をとった私だとスラスラ読めるし、それより何より日本の選挙のことがとてもよく分かりました。これまでの政治(55年体制とか自民党の一党優位体制の歴史)から「小泉劇場」に至る選挙の戦い方などなど、「選挙」がもたらした日本の政治について、流れで理解できたように感じます。また、「小選挙区制とは」、「選挙に立候補するには300万円必要」とか「ウグイス嬢の日当は1万5000円」といった内容まで知ることができました。とてもいい本だと思います。中学生のみならず、選挙権を持った大人の方々にも一読の価値ありです。