通勤中、東京湾の上で思ったこと

(携帯より)
ふと思った。私の存在意義って何だろう。
今の私は、小さい頃に流行った「ビックリマンチョコ」みたいなものだ。私は全然興味がなかったけど、小学校のクラスメイトはおこづかいを注ぎ込んで買っていた。「オマケ」のシールを集めるために。本体のウエハースチョコのことなんてどうでもいい。友だちの中には、シールだけ取ってチョコは捨てるという奴までいて、一時期、学校で問題になった。
そんな「ビックリマンチョコ」に今の私は似ている。本体の「チョコ」にあたる「私」はどうでもいい。むしろ「私」にくっついている「オマケ」に興味があるんだろう。たいがい「カネ」だ。決して高くはないけど、それなりの給料を得ていて、給料を払ってくれるしっかりした会社に勤めている。東京に住んでいて、東京に住み続けるそれなりの経済力がある。貯金もそれなりにある。
そんな「オマケ」に周りの人、特に女性は惹かれてくれるのかもしれない。みんながみんな、そうじゃないと思うけど。
「チョコはどうでもいいけど、できれば美味しいほうが良い」ように、「本体」である人間の方は、容姿だったり性格だったり、良いにこしたことはないけれど、「オマケ」に比べたら多少の事はガマンします・付き合ってはいけます、と言うのが本音なんじゃなかろうか。そして、美味しくなければ捨てちゃえばいいのだからね。

「私」ってなんなんだろう。