ラスト・ブラッド

映画『ラスト・ブラッド』公式サイト


ラスト・ブラッド

ラスト・ブラッド [Blu-ray]

「BLOOD THE LAST VAMPIRE」というアニメの実写化ということです。たぶんアニメの方はいい意味で「絵」なので、オニが斬られて首が吹っ飛んだり、血がドバドバ出ても「アニメとして」観る事ができるから、「リアリティは無いけど観れる」と思うんですが、これを実写化するとねえ・・・。もちろんCGとか駆使してるから仮想世界なのだけれど、残虐に日本刀で斬られたり、オニに襲われて残虐に殺されたり、と精神状態が落ち込み気味の私には観るのが辛かったです。私としては苦手な映画だなあ。そもそもそういう話しだから「観ちゃったお前が悪い」と言われるとその通りです。
アニメの方は全然観た事も聴いたこともなかったので、どうなのか分かりませんけど、この映画のストーリーはアニメの方と比べてどのくらい忠実なのかなあ。と言うのは、いわゆるラスボスの「オニゲン」を探して主人公がオニと戦って行くのだけれど、そのオニゲンに辿り着くのが案外アッサリというか、むしろ向こうから出てきた感があったのだけれど・・・。「オニゲン」もなんとなくアッサリやられたしねえ。で、そもそも「オニは人間の姿をしててパッと見じゃ分からない」んじゃ・・・。で、そのオニゲンを追い詰めていくというストーリーなんだよね？ でもこの映画は「オニゲンは小雪がやってます」という大々的なプロモーションのせいで、小雪が出てきたところで「あ、ラスボス出てきた」って思ってしまいました。出てきたところで「この人が主人公にやられるんだよね」って分かっちゃって、実際そうなるので、なんと言いましょうか・・・。
全体的に設定や背景が理解できませんでした。"組織"って何？どうして"組織"ができたの？どういう人たちの集まりなの？主人公はどうしてその"組織"に協力してるの？どうして米軍基地でオニがたくさんいるの？主人公はどうして間違って人間を斬っちゃうの？どうして主人公は歳をとらないの？ などなど分からないことだらけ。"オニ"って言ってるけど、ありゃ、ゾンビだよね？ "オニ"は"鬼"じゃないのね。主人公は人間とオニのハーフなんだけど、人間とオニが戦ってるのにどうしてハーフの子が生まれたのだろう？ 分かんないことだらけだ。