メールについて思うこと(ネチケットを今、ふたたび)

(書きかけです)
現在の生活の中でメール(e-mail、電子メール)は電話・郵便よりも手軽な情報伝達手段・コミュニケーションツールになりました。もう「いつでもどこでもメールができて当たり前」(メールが使える、メールが送受信できる環境である、という両方の意味で)なのかもしれませんね。会社の社内連絡には全員のメールアドレスに一斉送信。顧客と電話で話しをするときにも、事前に要点をまとめたメールや資料を添付したメールを送っておいて、それをお互いが見ながら電話で会話するという、本当に便利なツールです。
さて、本日、日経PC Onlineに次のような記事が載りました。
感情的なメールが人間関係を破壊する | 日経 xTECH(クロステック)
すぐ傍にいるのだから話せばいいのに、感情的なメールのやり取りで仲が悪くなり、二人の関係が修復不可能になったというエピソードです。
これを読んで、改めて「メールを利用する上で心得ておかなければならないこと」をしっかり自覚しておかなくてはいけない、と思いました。そして、特に「メールが当たり前」の世代である若い人たち、また、これから就職しようとしている人には学んでおいて欲しいと思います。「ビジネスメールの書き方」なんか一生懸命勉強しなくていいから。
大事な話しの場合、会って話せるのなら、絶対そうした方がいいです。わざわざメールにしなくてもいい。なぜなら、メールではこちらの感情・ニュアンスは絶対伝わらないから。相手から来る場合も同様。相手が笑顔で「いいかげんにしろよ」と言われるのと、メールで「いいかげんにしろよ」と活字が送られて来るのでは、受け止め方が違ってきます。絶対後者の方が受け止めた気持ちはキツイはずです。
次に、会えないのなら電話にします。メールよりはお互い感情が伝わります。
ただこのとき、大事な事を伝えたいけども、「なんてしゃべったらいいか分からない」、「うまくしゃべれなくて相手に言いたいことが伝わらないかもしれない」と心配ならば、先にメールなど文章でしゃべりたい内容を整理しておいて、メールで送ったら、相手が読んだだろうと思うタイミングで電話して話すのがいいと思います。絶対に「メールを送りっぱなしにしない」ことが大切です。そうしないと、相手は「こんなメールが来たけど、何か言いたいのかな(言いたいんだろうな)?」と思うけども一向に音沙汰が無い。こちらから「さっきのメールは何?」と電話してもいいけど、それってナンカ違うよね・・・。と、相手に余計な気を使わせてしまいます。やはりここでも感情のすれ違いが起こってしまいます。

私がインターネットに出会ったのはWindows95が出てしばらくしてからでした。大学で学生一人一人にメールアカウントを配布しだした頃です。まだ、インターネットが広まりだしたぐらいの頃でした。この頃はインターネットを使う人は基本的に「悪い事はしない」という前提で、インターネットを使用する上で紳士協定みたいな「マナー」がありました。
みなさんは「ネチケット」という言葉を知っていますか?今となってはもう死語になりかけていますが。私がインターネットを使い出した頃、この「マナー」に違反しないように、しっかり教育され、肝に銘じさせられました。「違反したらインターネット使わせないよ」と言われないように・・・。
ネチケット・ホームページ
http://www.gipc.kanazawa-u.ac.jp/whatsnew/host/kh20105.htm