フロスト×ニクソン

今週は2本も試写会が当たるという映画ウィークなわけでして、その1本目です。
オトナファミ(ファミ通.com)さん、ありがとう!


フロスト×ニクソン

フロスト×ニクソン [DVD]

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昨年12月23日のTBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」で町山智浩さん(id:TomoMachi)が紹介していたのをPodcastで聴いていたのですが、いかんせん、私が生まれた頃の、しかもアメリカでの事件、「ウォーターゲート事件」という言葉は聞いたことがある程度で、具体的な内容は全く知らないという状況でした。Podcastでのお話しから「ニクソンにインタビューをする」背景を描いたものであること、町山さんが「面白い」って言っていたことを覚えている程度でした。
オスカー本命『フロスト×ニクソン』の面白さと問題点 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
http://www.tbsradio.jp/st/2008/12/1223_2.html

観終わった感想。
私が今まで観た映画の中で一番かもしれない・・・。観た数少ないけどね。(こないだのオーストラリアが霞んだ・・・)。すごく面白かったです。
観ている途中で自然と「腕組み」してた。そして、映画に釘付けで、終わったとき、「うぅー」と見終わった感満点、満足・満足な作品でした。(ほめ過ぎかな?いや、素直にそう思うので)。どうにかしてニクソンから謝罪の言葉を引き出したいフロスト側と、その手に乗らず、インタビューを逆に利用してを政界復帰の足がかりにしたいニクソン側との人生を賭けた大勝負、そして大勝負に「勝つ」ために双方が徹底的に調査して準備する姿が描かれます。相手を攻めるため、相手から身を守るために双方が徹底的な調査と準備をする姿は、仕事をする上でも見習いたい(程度によるんだけど)と思いました。また、日本の国会や党首討論もこれぐらい真剣に議論してくれないかなあ、これぐらい(この映画ぐらい)やってるのかな?、とも思いました。町山さんのお話によると、史実とは違う点もあるらしいけれど、それは、まあ・・・ね。

この映画、ほんとお勧めします。