今日の読み終わり

福岡伸一 『できそこないの男たち』
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できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)



これはまた前著の「生物と無生物のあいだ」(id:Tensor:20081212)に続き、面白かったです。「ダメダメな男性について」のお話ではなくて、オスとメス、男性と女性という「性」にまつわる、分子生物学の研究や研究者のお話です。DNAとか染色体とかのお話しです。人間の基本仕様は「女性」で、Y染色体のある遺伝子の働きによって「女性」から「男性」へと成長を変えたことによって、ある意味急ごしらえな人間である男性を「できそこない」と著者はタイトルに付けたようです。非常に興味深く面白かったです。


ただ、男である私は、読んでると「やっぱり男ってツライよなー」と思ってしまいました。いろんな意味で。女性が読むとどう思うんだろう。