その後のツレうつ・・を読んで。

先日購入した「その後のツレがうつになりまして。」(id:Tensor:20071122)を読みました。前作の「ツレがうつになりまして。」の発行までの経緯や、うつ病になったときの"医学的な"対策について、作者やツレさんがとった対策方法について、決して暗くなく楽しく描いてありました。漫画ですからね。これを読むと、現在の私とツレさんとの症状などの共通点がたくさんあって、「私だけじゃないんだ」という安心感と同時に、「まだ、今の状況では完治はしていないんだな」というチョット複雑な思いをしました。薬の量は減ったけど、飲んでるし、未だに寝つきが悪かったり、起きたときに不調感が出てしまって困ってます。本にもあるように「なんて厄介な病気なんだ」と思うと同時に、最近は「なったものはしょうがない。なんとか上手く病気と付き合っていこう」と考えています。まあ、完治しても、ツレさんのように会社を作っちゃうところまでは、私はいかないと思いますけどね。確かに、病気になる前と今では、大きく性格は変わらないけど、物事に対する姿勢というか「身構え方」は変わった気がします。前は、「いつもビシッとしていなきゃいけない!」とか、「白黒はっきりさせたい」とか、「いつも一生懸命じゃなければいけない」とか、自然と自分に言い聞かせて、ある意味、自己暗示をかけながら勉強や仕事に"身構えながら"過ごしていた気がします。それが色々なことで破綻して、病気になって、しばらく休んで、ゆるゆるとですが復帰した今となっては、"身構える"ことは疲れるので、"なるべく"やめるようにしました。「しました」というより、「自然となった」と言った方が正しいかもしれません。でも、完全に撤廃するのは違うと思うので、"なるべくやめる"にとどまってます。状況によって使い分けが大事ということですね。「どの辺が力の入れるべき状況なのか」という見極めの問題はあるんですけどね。
ツレさんと同じでなんですが、「断れない性格」は、なんとかしたいけども、未だに断れません。
でも、なんとなくですが、だんだん回復しているじゃないかな、と思ってます。
幸い、私の周りには暖かく見守ってくださる方々ばかりで感謝・感謝です。
うつ病の本には「がんばってね、と言ってはいけない」とよく書かれていますが、私は、これから「頑張らないわけにはいかない」状況になりました。「本当は完治してから・・」とも思うんですが、これも運命、縁、タイミングなんだと受け入れています。