朝からグチ

Tensor2006-12-23

朝からダイエットコーラ飲みながら書いてます。
心の風邪にかかって約1年が経ちました。病院を替えたりして精神的には快方へ向かっていると思っていますが、しばしば起こる無気力感によるリハビリ散歩の放棄、食欲の無さからくる体重減、体力低下はまだまだ続いています。最近、「なぜ俺はこの時間に寝ているのか?」、「なぜ会社行かなくていいのか?」、「あれ?俺って一体今なにをすればいいのだろう?」と思うことが多くなりました。自分自身を見失う瞬間があります。特に寝起き状態。睡眠薬を飲んで寝てはいますが、眠りが浅いのか変な夢を沢山見るようになりました。熟睡できてないようです。学生時代に逆戻りしてるんじゃないかと錯覚したときもあります。
誰か常に話し相手でもいれば、頑張ることができる気がするのですが、まあ、そんな素敵な方は現れませんね。ずーと家に閉じこもっているのですから、いるはずも現れるはずもないのですが・・・。こんなとき、ふと「お酒でも飲めれば、チョットは人生楽しいのかな?」と思うことがあります。パチンコ等のギャンブルをたしなむのも楽しいのかもしれません。しかし、完全な下戸であるうえ、宝くじすら買わないギャンブル嫌いのケチ性という体質と性格。タバコも今まで一本も口にくわえたことすらありません。パソコン好き・ゲーム好き・ラジオ好きの他にこれと言って趣味が見当たりません。スクーバダイビングも器材を揃えたまでは良かったのですが、結局ハマりませんでした。潜れるようになってしまったら満足してしまいましたから。潜って見られるお魚もに興味が持てませんでした。「趣味はなに?」と問われて、いつも困る・・・。こんな男は面白みがありませんよね。自分でも分かっています。自分でも「面白くない」と思うときが多々ありますから。
これからなにを目標に頑張って生きていけばいいのか、迷っています。いつ仕事復帰できるかも分かりません。仕事自体、自分に合っているのか、これからもやっていけるのか不安です。心の風邪になるぐらいストレスの溜まる仕事ですからね。どこかで自分の気持ちをだましながら働いているような感覚です。天職ではないのはハッキリ分かります。かと言って、全ての人が天職にありつけるとも思ってません。みんな妥協しながら、うまく気持ちをコントロールしながら頑張って働いているんだろうと思います。自身、仕事内容については嫌いじゃないのです。むしろ楽しい。しかし、業界用語ですが「工数」という言葉が大嫌いです。システムエンジニアなのに「工数」なしで働けないことぐらいは理解していますが、「工数」に縛られてしまい、自分が完璧に仕上げたいシステムや、お客様に提供するサービスの範囲を妥協しなければならない、妥協できなければ「サービス残業!」というやり方に違和感を覚えずにはいられません。完璧主義の性格がここでも災いしてるのかもしれません。「工数」がなければどんなに楽しく、自分の思う仕事が思う存分できるか、仕事しながらいつも思っています。また、営業でもないのに、お金儲けが好きな性格も持ち合わせています。儲けることが嫌いな人ってあんまりいないと思いますが、民間企業に勤めている以上、「どのくらい儲けたか」が指標になってくると思うのです。私のような仕事の場合、システム構築や改善の前に見積りを必ずします。システムエンジニアとしては不測の事態を予想して、ある程度余裕のあるスケジュールと工数をはじき出し見積りとしますが、営業サイドからすると、見積りの値段が安い方がお客様との交渉、競合企業との勝負に有利ですから、システムエンジニア側に見積り価格を下げるようにとの強い要望がきます。無茶な要望がしょっちゅうきます。するとシステムエンジニア側としては見積り価格を下げるため、否応なしに「工数」を削るほかありません。失注してしまっては損得以前の問題ですから。たとえば最低1時間かかる仕事を仕方なしに30分の工数で見積もるのです。当然、その仕事を1時間でやってしまっては赤字になります。仕方なしに30分作業として残りは「サービス残業」です。「30分でこなしてこそ本物のエンジニアだ!」なんていう人もいますが、無理なものは無理なんです。こんな「工数」の見積りがしょっちゅう行われています。よくそれで儲かってるものだと思いますけど。赤字にしては責任問題、儲からない仕事をしても張り合いがありません。だいたい若手を教育するほどの「工数」が無いっていうのはどうなのか?わけも分からず、しっかり教育もされずに働かされる若手に離職者が多いのもうなずけます。
なんだか何もかもに疲れてきました。休職中というのに、こんなことばかり考えてるから心の風邪がなかなか良くならないのかもしれませんね。もっと楽に生きることができる考え方や方法があるのかもしれませんが、なにぶん性分なもんで・・・。これを言っちゃあおしまいか。
ただ、約1年まともに働いていないにもかかわらず、解雇もせず、今でも面倒を見てくれている会社にとても感謝しています。ありがたいことです。「辞めます!」なんて言ったらバチが当たるだろうな。